2016年8月16日火曜日

Dr. David Zaruk のスライドの続きです。ここでは、反農薬活動をしているNGO(市民グループ)がどうやって国民や社会に恐怖感を煽っているか、3つの手段について説明していました-(1)ネットの仲間を通して、(2)専門家の権威を否定して、(3)反農薬活動に同調している似非(えせ)科学者を通して。
続いて、本物の科学者と似非(えせ)科学者の特徴を指摘し、似非(えせ)科学者を見分ける判断基準を紹介しました。
この最後のスライドがインドネシアでの事前打ち合わせ会で問題になりました。つまり、これらの基準は反農薬活動家グループだけでなく、農薬の果たしている役割と安全性について国民と社会の理解を得るために啓蒙(けいもう)活動をしている地元の作物保護業界にも当てはまるのではという議論になり、結局Dr. David Zaruk のインドネシアでの講演では、「助言:別の人の意見も確かめた方がよい」だけが残されて、個別の判断基準は削除されました。タイでの講演ではここに示した通りのオリジナルのスライドが使われました。

     (スライドはクリックすると拡大できます)






 
 
今日は台風7号の接近に伴って関東地方にゲリラ豪雨や洪水発生の危険性があるというという天気予報でしたので、午後2時からウォーキング/ジョギングの運動に出かけました。水元公園Cブロックに行くつもりでしたが、入り口近くで雨がざーっと振ってきましたので、どしゃ降りになる前にと思って引き返すことにしました。葛飾橋を渡って松戸側の江戸川堤防に来たところで雨は止んで、小雨が降ったり止んだりの状況になりました。せっかくなので2時間は運動をしたいと思って、上流に向かって右岸を古ヶ崎中学校の方向に進み、帰りは約100mのスロープを3往復走って上り下りしてトレーニングしました。息がすぐ切れて、いかに情けない体調かを自覚しました。
 
園芸学部構内の柏物産国際交流会館前の芝生庭園は緑が綺麗ですが、よく見たらいつの間にか雑草が入り込んで蔓延(はびこ)っていました。今のうちに雑草を手取りするか除草剤を散布して防除しないと、せっかく植えた芝生が負けて無くなってしまうかもしれませんが、夏休み中で学生実習はありませんし、農場技官は柏のセンターに行ってしまいましたので、果たして誰が管理するのか少し心配になりました。
 
江戸川に平行に造成された流水路のふれあい松戸川では、小型ダンプが駐車して水路をふさいでいる川の中の水草を除去する作業をしていました。立ち寄って話かけてみたら、埼玉県の春日部市の廃棄物処理業者でしたが、予測されているゲリラ豪雨が来た時に、水草が流水路を詰まらせて増水した川が氾濫するのを予防するために水草を除去しているとのことでした。私(74才)よりも高齢に見えた作業員3名の中の1人は川の中に入って水草をコンテナに入れ、残りの2人は岸辺にいてコンテナをロープで引き揚げて、水草をダンプの荷台に積みこんでいました。雨の中での大変な作業だなと思いました。国土交通省江戸川管理事務所の所管事業なのでしょう。