2016年9月20日火曜日

青森県八戸市の種差海岸淀の松原の遊歩道近くで見つけた枯死進行中のマツのある場所について、林政課の担当者から正確な位置を知らせてほしいとのメールがありましたので、現地の案内板の写真を拡大して送りました。
せっかくお金と時間を使って枯死進行中木の材片採取のために再度現地に出かけるとしたら、ついでに岩手県側の県境の松枯れ状況も視察してきたいと思って情報提供を依頼しましたら、岩手県の森林整備課の担当者から岩手県における詳しい松くい虫発生状況に関する情報が届き、現在青森県との県境付近には発生はないとのことでした。また、私がマツノマダラカミキリの産卵痕の可能性があると思った幹の傷跡も、写真を見るとキツツキが突いた痕のように見えるとの指摘もされました。
マツが枯れるにはいろいろな原因がありますので、青森県の太平洋側の岩手県境の近くで枯死進行中のマツが1本だけ見つかったと言っても松くい虫被害木とは限らないことは当然です。それでも、万が一マツノザイセンチュウ感染木だとしたら、それ以上の感染拡大を防ぐための対策として伐倒駆除と感染源(マツノマダラカミキリの飛来源)の特定(推定)が必要ですので、一応材片を採取してマツノザイセンチュウの有無の確認をする価値はあるのではと思います。

先日椎茸を送って下さった韓国のK博士にお礼の電話をしました。幸運にもご在宅で、久し振りに近況を話し合うことができました。日韓関係は政治的には時々お互いに不信感が高まりますが、個人的には何の問題もなく、韓国の方々は親切でいつまでも恩を忘れず素晴らしい方々です。ソウル大学出身のK博士は私より2~3才年長かと思っていましたが、電話で訊いてみましたら1943年生まれということでしたので私の方が1年上でした。