報農会は基金の利子で運営されてきましたが、昨今の超低利子の時代に入って運営が厳しくなりましたので、昔奨学金をもらった者たちが報農後援会を立ち上げて集めた会費を報農会に寄付をして少しでも恩返しをしようという活動をしています。
報農会自体も、育英費支給や海外渡航旅費の援助活動に加えて、年に1回植物保護ハイビジョンと称するシンポジウムを開催して社会貢献する活動もしています。
今日はその第31回目のシンポジウムが東京の王子駅前の「北とぴあ」というところで開催されました。5人の講師が講演をし、いずれも大変興味深い内容で、勉強になりました。
毎年、シンポジウムに続いて、植物保護分野で大きな貢献をした方々に功労賞を授与する活動もしていて、今年は3人の方々が選ばれて表彰されました。業績の紹介で、昔はモモもリンゴも害虫防除の袋掛けが大変な重労働で、何とか無袋栽培できる技術を開発することが夢だったのが、発生予察と当時新しく開発された農薬を組み合わせることで無袋栽培が実現できたとのことでした。