2016年9月15日木曜日

一般社団法人日本植物防疫協会(略称 日植防) http://www.jppa.or.jp/ というのは、元々は農薬の登録申請に必要な殺虫剤と殺菌剤の薬効・薬害試験を農薬メーカーから受託して、全国の都道府県の農業試験場(最近は国にならって研究センターと呼ぶところが多い)や大学に委託し、成績検討会で公正な評価をする業務が中心でしたが、最近は自らも試験圃場を確保して試験を実施したり、シンポジウムの開催、植物防疫関係の出版、資材(検査キットなど)の販売などもやっている組織です。

今日は「輸出促進戦略と植物防疫」というテーマのシンポジウムが東京の日本教育会館であり、私も聴講してきました。日本では人口減少が予測されている一方で、世界的には人口増加とそれに伴う食料需要の増加が予測されていますので、政府が農産物を国内消費だけでなく海外への輸出を促進して1兆円ビジネスにしようという戦略を立てたのは時代の流れです。
それに伴う諸課題について、時宜を得た講演があり、どういうことが問題か大変勉強になりました。
このシンポジウムには毎年都道府県や民間の植物防疫関係者が多数参加しますが、今年は参加者名簿を見ると530人を越えていました。