2016年10月12日水曜日

アパホテル名古屋栄(さかえ)は、前日泊まったアーバイン広島セントラルと比べて、少し宿泊料が高い分だけ朝食の内容がより充実していました。和食と洋食の選べる食材が豊富なだけでなく、卵はオムレツか目玉焼きか注文するとその場で料理してくれました。

ホテルを朝8時にチェックアウトして、地下鉄東山線の栄駅から本山駅に行き、Frank君と一緒に昔大学院生時代に住んでいた家の横を通って歩いて名古屋大学に行きました。農学部の建物に入って、昔日夜実験をしていた研究室に寄ってみましたが、残念ながら教員はまだ誰も出勤してきていませんでした。
豊田講堂前の広々とした芝生を通って地下鉄名城線の名大前駅に行き、地下鉄八事(やごと)駅で降りて八事霊園に行きました。いつもの石材店でお花を3組買って、バケツと柄杓(ひしゃく)を借りて、母の従弟にあたる元岐阜大学教授のO先生のお墓と、母の母方の荒川家のお墓と、本山家のお墓にお参りしました。線香を焚いて、Frank君に日本ではこうやってお墓参りをするのだと説明しました。

その後地下鉄名城線で市役所前駅まで行き、名古屋城を見学に行きました。Frank君がCastle(お城)というのは何のことかと訊きましたので、実際のお城を見せようと思ったからです。

名古屋駅から東海道新幹線の「ひかり」に乗って、静岡駅で降りて東海道線で清水駅まで行き、遊覧フェリーに乗って海から富士山を眺めるつもりでしたが、へまをして静岡駅で止まらない「ひかり」に乗ってしまいました。仕方がないので次の停車駅で降りて「こだま」で静岡に戻りました。清水駅からタクシーで清水港にかけつけたら午後4:15で、最終便の4:00出発のフェリーが出航した後でした。
遊覧フェリーは諦めて同じタクシーで清水駅に戻ったら、雲の間から富士山の陰影がうっすらと見えたので写真を撮りました。駅前の広場で大勢の人が集まって舞台で芸人がパフォーマンスをしているのを見物していました。立ち止まって見ようとしたら、警備をしているプロダクションの係員に、お金を払って許可をとってコマーシャルの撮影をしているので(権利があるので)、立ち止まって見たり写真を撮ったりしないでほしいと注意をされました。公共の広場でやっているのに、立ち止まってみるのも駄目というのはちょっと納得がいかない気もしました。

東京駅に帰ってきた時は夜になったので、ちょっとだけ八重洲口と丸の内口の外に出て高層ビルの夜景を見せて、ここが東京の中心だと説明しました。
松戸駅近くのKFCに寄ってフライドチキンを食べて夕食にしました。Frank君は日本食も中華料理も香料の効いたスパイシーな料理も食べないので、彼が食べられるものを見つけるのに苦労をします。