2016年10月28日金曜日

青森県の日本海側ではすでに何回か松くい虫被害木が見つかり、その都度迅速に枯死木を伐倒駆除して被害の拡大を防いでいますが、太平洋側ではまだ松くい虫が侵入したという報告はないようです。私が9月8日~9日に弘前大学で行われた第12回松枯れ防除実践講座に参加した機会に、一泊余計にして9月10日に太平洋側ですでに松くい虫被害が発生している岩手県と接している八戸市の淀の松原の遊歩道を調査した時に枯死進行中のマツを1本だけ見つけました。
その後9月26日に現地を再訪して材片を採取してきて、ベールマン法による線虫の分離とDNA診断によるマツノザイセンチュウの有無を検査した結果、陰性でしたので当該木は別の原因で枯れたという考察になりました。
青森県林政課には、このマツの所有者の特定と私が材片採取することの了解を得ていただきお世話になりましたので、お礼を兼ねて調査報告書を作成して結果をお知らせすることにしました。調査報告書の原稿ができましたので、研究者仲間に送って問題点があれば加筆・訂正するように依頼しました。問題点がなければ31日(月)に青森県林政課に送ろうと思っています。

今日は雨でしたので、昼休みに道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間しました。