2016年10月1日土曜日

水元公園Cブロックにウォーキング/ジョギングに出かけ、1時間15分運動してきてから、松戸駅前周辺に今日と明日開催される松戸祭りの様子を見に行きました。
駅前に設置されたステージではゲストの演歌歌手が歌っていて、東口も西口も車の侵入を禁止して屋台が並んでいて大勢の人出がありました。

急に東京拘置所(小菅)の第5回矯正展があるという連絡がありましたので、もしかしたら受刑者が暮らしている刑務所内が見られるかもしれないと思ってちょっと行ってみました。
http://event-checker.blog.so-net.ne.jp/tokyo-kouchisyo
出かける前にネットで検索してみたら、例年1万人を超す人出があると載っていました。松戸祭りと同じように多くの出店があり、その他にいろいろな団体(警察、消防、自衛隊など)が、業務の紹介と人員募集を兼ねたデモンストレーションや写真撮影のサービスをしていました。
受刑者の描いた絵の展示や、生け花の展示もあり、見事な作品ばかりでした。他県も含めた各地の拘置所/刑務所の受刑者が刑務作業で作った家具や、靴や、装飾品や、文具や、台所用品など、各種の製品が展示販売されていました。
残念ながら刑務所内部の見学はできませんでしたが、独房と6人の共同房の模型の展示はありました。共同房には、3つの寝具(布団)が部屋の両端に2列にたたんであり、部屋の真ん中には3つのすわり机が2列に並んで配置されていて、両側の壁には簡単な棚があって本が置いてありました。部屋の隅には共同のトイレが1ケ所設置されていました。年齢や履歴や性格や刑期の異なる6人がこの狭い空間で共同生活するのは、人間関係が難しいだろうなあと想像しました。

市橋達也君が千葉拘置所からこの東京拘置所に移されて、控訴裁判が結審して無期懲役が確定するまで私は何回も接見に来ましたので、当時のことを思い出しました。市橋君は最後に接見に行った時に、「空手道教範」という私たちが稽古をしていた玄制流という空手の流派の創始者祝峰制献師範が著した本がほしいと言ったので差し入れしましたが、今でも共同房の棚に置いて時々ページをめくっているだろうかと想像しました。
無期懲役が確定してどこかの刑務所で服役を始めてから、まだ私に一度も連絡の手紙は届いていませんので、がんばって静かに罪を償う生活をしているのでしょう。