2016年10月26日水曜日

YAHOO! JAPAN ニュースに、「津波で7万本流出・・・高田松原復活へ」という見出しの記事が載りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000004-khks-soci

2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災に伴う津波が押し寄せて約7万本のマツが流失した岩手県陸前高田市で、NPO法人「高田松原を守る会」の人々が昨日25日に試験的に400平方メートルの跡地にクロマツとアカマツの苗木約150本を植栽したとのことです。ゆくゆくは来年度から3年かけて約8ヘクタールの盛り土をした跡地に4万本のマツ苗を植栽して、50年後に高さ20mの松原を再生することを目指しているとのこと。
50年後といえば守る会の理事長(71才)を含めて50才代以上の大人のメンバーはこの世を去っている筈ですが、子孫のために多くの思い出がある松原を残そうという気持には頭が下がります。

松くい虫問題について一緒に研究をしている研究者仲間で樹木医の阿部 豊氏から、私が青森県八戸市の淀の松原で1本だけ発見した枯死進行中木から9月26日に採取してきた材片のDNA診断の結果の写真が送ってきました。幹の地上1mと、地上3cm(地際)と、地下3cmに電気ドリルで複数個所穴を開けて材片を採取してきました。ベールマン法で線虫を分離したところ、地下3cmの材片からは0頭、地上1mの材片からは1頭、地上3cm(地際)の材片からは多数(1,939頭/材片乾重3.1g)の線虫が検出されましたので、特に地上3cmの材片についてはサンプリングの振れによる検出漏れを防ぐために線虫100~150頭ずつを供試して14反復検査をしましたが全て陰性で、マツノザイセンチュウは検出されなかったという結果です。
従って、すでに青森県が私たちと同じ木の幹の地上1mの位置の6個所から材片を採取して3材片を供試してDNA診断をしてマツノザイセンチュウ陽性反応は見られなかったという結果が、私たちのさらに綿密なサンプリングでも確認されたということになります。
ということは、枯死進行中だった1本のマツは松くい虫以外の要因が原因で枯死進行中だったということですので、青森県の太平洋側の海岸松林にはまだ松くい虫の侵入は起こっていないということが再確認されました。

昼休みに道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間した後で、Tシャツと短パンに着替えて水元公園Cブロックに出かけて1時間半ウォーキング/ジョギングをしてきました。今日も江戸川堤防から河川敷に下りるスロープを3往復ジョギングしました。この勢いで毎日2時間半の運動を続けられれば、3ケ月後の1月29日の館山若潮マラソン大会までには、フルマラソンを制限時間の6時間以内に完走できるだけの体調にもっていけると思います。