2016年11月6日日曜日

戸定祭(園芸学部祭)の最終日の様子を見に行きました。100周年記念ホールでは講演もあったようですが、私は果樹研究室の展示を見に行きました。毎年、この研究室は果物の種類を変えて全国から集めたいろいろな品種を展示していますが、今年のテーマはりんごでした。りんごに関する解説のポスター展示に加えて、全国から集めた(卒業生が全国で果樹園をやったり、果樹試験場にいたりしますので)りんごの品種の展示はみごとでした。受付の学生諸君にいい企画だねと褒めるコメントをして室外に出たら、看板の「何でもこたえられるスタッフあり!」「恋愛相談も受け付けます!」といういかにも学生らしい宣伝文句が目に入りましたので、もう一度会場に戻って意地悪な質問をぶつけてみることにしました。
展示してあるポスターには、「りんごの栽培は病害虫防除の農薬なしにはできません」と書いてあるけど、無農薬で栽培していると宣伝している「木村さんちの軌跡のりんご」はどうして可能なのか、それとも嘘の宣伝なのかと訊いてみました。予想外の質問だったらしく、受付の3人の学生たちが困った表情でお互いに顔を見合わせて、実態を知らないのでまさか嘘の宣伝ですとも言えず、結局「だから奇跡なんです」と答えて逃げました。一応、私は9年前に園芸学部を定年退職した名誉教授で農薬が専門ですと自己紹介しましたので、後で研究室に戻ってから今日は変な人が来て嫌な質問をされたと話題にしているかもしれません。ちょっと可哀そうだったかもしれません・・。

その後江戸川と水元公園Bブロックに行って、スロープの上り下り3往復を含めて2時間10分ジョギング/ウォーキングをしてきました。道場に戻ってからは筋力トレーニングも30分しました。
水元公園Bブロックの小合溜には予想通り、いろいろな水鳥が来ていました。東京都水産試験場跡地の金魚展示池の近くの柿の木には熟した柿の実が鈴なりになっていて、青空をバックに橙色(柿色?)が綺麗でした。
江戸川の葛飾橋まで戻ってきた時には太陽が沈み始めて、水面に反射していました。

Margieさんからメールが届いて、Frank Peoples君は日本訪問から帰国後 pneumonia (肺炎)に罹って休んでいるとのことでした。私より5才若いのですが、元々心臓に問題をかかえているし、日本で2週間慣れない食事を食べたり旅行中に散々歩かされたので、疲れがたまったのかもしれません。大事に至らなければいいのですが・・。