2016年12月11日日曜日

第42回日本農薬学会大会は2017年3月6日~8日に愛媛大学(城北キャンパス)で開催予定です。http://pssj2.jp/congresses/42/taikai42.html
明日12月12日が発表申し込みの期限ですので、松くい虫問題について一緒に研究している共同研究者と相談して、「松くい虫防除剤の地上散布作業者に対する研修の必要性:千葉県、長野県、群馬県で目撃された不適切散布の事例」という演題で発表申し込みをすることにしました。
マツノザイセンチュウを媒介するマツノマダラカミキリ成虫を防除するために、山の尾根筋や中腹、海岸の大面積の砂防林などでは有人ヘリコプターや無人ヘリコプターを用いて上空から殺虫剤散布が行われますが、市街地に接した小面積の松林や公園などではスパウターと呼ばれる車載大型噴霧器や鉄砲ノズルを用いた地上からの散布が行われます。防除作業は競争的入札制度で受注した森林組合や業者が行いますが、全国規模の業者が受注して遠方の場合地元の造園業者に下請けに出してやらせることもあります。私たちは今まで全国各地で散布された薬剤の飛散調査と周辺住民への健康影響評価を実施してきましたが、何回も不適切な散布作業事例を目撃してきましたので、その経験を紹介して散布作業者に対する研修の必要性を提案しようと思っています。


今日は日曜でしたので、江戸川堤防を上流に向かって往復3時間ウォーキング/ジョギングし、河川敷に下りるスロープのジョギングも3往復しました。
園芸学部構内のトウカエデの紅葉が綺麗でした。葛飾橋近くの緊急用船着き場に下りて上流方向を見ると、空も水面も真っ青でした。堤防上の舗装道路に誰かがチョークかろう石で、「今日はいい天気♪ 空が広くて 青くて とってもいい気分♬」といたずら書きがしてありました。多くの人が散歩をしながら、私が感じたのと同じように初冬の青空を見て爽快な気分になったのでしょう。
堤防下の集合住宅の横のゴミ置き場の壁にはポイ捨て禁止の絵が描いてありました。