2016年12月16日金曜日

この頃は、大学関係の求人活動・求職活動はずい分早くから行われているようで、再来年(2018年)の3月に学部を卒業したり大学院を修了する学生や大学院生を対象にした業界セミナーの案内がたくさん掲示してあります。求人をする方は、今のうちから情報を提供して興味を持たせ、名前や連絡先を登録をさせて、正式に求人活動が解禁になった時にはできるだけ多くの優秀な学生・大学院生に応募させようという作戦なのでしょう。

千葉大学園芸学部では、今日の午後はそれぞれ分野の異なる3つの企業がセミナー(説明会)を実施することになっていて、その中の1つは私もよく知っているある農薬会社でしたので、誰が来て担当するのか、どんな内容の話をするのか、私も教室の一番後ろの席に座って傍聴することにしました。時間は1企業あたり1時間半ずつ割り当てられていました。農薬会社のセミナー時間には会場には私を除いて6名の学生・大学院生が来ていました。

担当者はスライドを使いながら先ず自己紹介から始めましたが、文系出身の30~35才ぐらいに見える女性で、人事部所属の人でした。1.農薬の意義、2.農薬業界、3.会社概要、4.質疑応答というスケジュールで、学生と対話をするような話し方で上手にプレゼンテーションをしました。元々文系出身で、人事部所属で、農薬の研究・開発には携わっていない立場の人ですから、社内で情報を提供されてリハーサルも十分してきたのでしょう。ただ、技術的、専門的な話題については科学的な正確性を欠いたちょっと気になる説明もありました。
質疑応答が終わって学生・大学院生が全員退室してから教壇に歩いて行って、名刺交換をして自己紹介をしましたら、驚いて、最初からわかっていたら緊張してしまった筈ですとおっしゃったので、だから終わるまで黙っていたのですと言ってあげました。

会社に帰ったら常務・社長・会長によろしくと言って私も退室しましたが、会社は社員を派遣してこういう業界セミナーをあちこちの大学でやっているのでしょう。本当は理系の出身で研究・開発業務を経験してきた人とペアで担当すれば、さらに仕事の内容に興味を持たせ、夢を抱かせ、応募したいと思う気持を高められるのではと感じました。こういうセミナーをあちこちの大学で同時進行でやっているとしたら、1ケ所にそんなに人を割けないという事情があるのかもしれませんが・・。

今日の昼休みは時間があまりとれませんでしたので、業界セミナー前の時間に戸定ケ丘の周りを1周だけジョギングしました。旧正門を出てJR常磐線の線路沿いに戸定が丘歴史公園の山門までの道と、コンビニエンスストア(ファミリーマート)前から公務員宿舎に上る道と、急勾配の結構長い坂道が2ケ所ありますので、時間は短いけどいい運動になりました。