2017年1月16日月曜日

昨日と一昨日は入試センター試験でしたが、東北、北陸、北関東、東海、中国地方では大雪が降って大変だったようです。私も千葉大学の現職だった時は、毎年この時期になると教室での試験監督や大学構内入口の警備などを割り当てられて、何故まるまる2日間もこんなことで時間をとられるのかと疑問を抱いたり不満を感じていたことを思い出します。
元々は、個別の大学が実施する入学試験の出題に奇問・難問などの問題があるのでというのが文部科学省が全国統一の共通テストを始めた理由(正当化の根拠)だった筈ですが、不公平がないように、日本全国で全く同じ条件で実施しなければならないという新たな難問が生じ、監督者も受験者もまるで機械に動かされているようで、極端に神経を使わされました。
当初は、学力はこの試験で評価し、個別の大学が実施する二次試験では学力以外の面を評価するというのが目的でしたが、結局二次試験でも学力試験を課して、一次試験との合計点で1点でも上の者を合格者として選抜するということになって、受験生の負担を増やすだけのことになってしまいました。

最近マスコミを賑わしたいわゆるエリート大学(東大、京大、早稲田大、慶応義塾大、千葉大医学部、など)の学生による恥ずかしいような犯罪や事件をみると、大学で学問をする資格のない、それ以前の問題を抱えた幼稚園児みたいな子供が学力だけで合格して学生になっていることがわかります。
多くの人がこの問題に気がついていて、何とかしなければと思いつつも、一度始まってしまった制度や組織を変えることは非常に困難です。どこか勇気のある大学が、入試センター試験から抜けて、今後は独自試験だけで合格者を選抜すると言いだせればいいのですが、そんなことをすれば文部科学省からの仕返し(例えば予算や定員の削減)が怖くてできないので、結局当分は今のまま続くのでしょう。今は、以前は大学の民主的な最高意思決定機関であった教授会・評議員会の上に、文部科学省からの天下りもメンバーになっている理事会という組織が最高意思決定機関になっていますので、なおさら文部科学省の意向に逆らうようなことは言いだせないのでしょう。

昼休みに道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間してから、江戸川堤防に出かけ、河川敷に下りるスロープを走って上り下りする坂道トレーニングを5往復しました。その後葛飾橋を渡って水元公園Cブロックに行き、ウォーキング/ジョギングを合計2時間しました。
北の方向には筑波山が見え、西南の方向には富士山が見えました。

帰りにはいつもの農家の門前で今日はホウレンソウ(1袋100円)、ダイコン(1本150円)、ネギ(1袋200円)を直販していましたので、3つとも買ってきました。値段がスーパーの八百屋よりも安いだけでなく、朝採りで新鮮で味もいいので妻が喜んでいました。妻が作った料理を食べるのは私ですので、結局は私が美味しいものを食べられるということになります。