2017年1月18日水曜日

名古屋大学での今週末21日の講演のスライドを見直して完成させました。今回は講演時間が30分と短いので、映写できない分は追加資料としてプリントだけして配布するつもりです。

いつものように昼休みに道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間してから、江戸川堤防に出かけました。先ず、河川敷に下りるスロープを走って上り下りする坂道トレーニングを5往復しましたが、体がある程度温まっていたせいか、比較的ゆっくり走ったせいか、途中で呼吸を整える休憩をほとんどとらずに走れました。その後、上流に向かって右岸の堤防を2時間25分ウォーキング/ジョギングしてきました。
堤防上にはいくつか看板が立っていますが、いつの間にかふれあい松戸川の説明の看板が設置させれているのに気がつきました。
帰りにはいつもの農家の門前でりっぱなハクサイを1個200円で直売していましたので、1個買って帰りましたら、今はハクサイの値段が高くて1/4にして売っているとのことでした。


TBSテレビの夜8時54分からの「マサカの衝撃事件6」という番組で「リンゼイさん殺害事件10年目の真相・・・」という見出しが新聞の番組表に載っていましたので、観てみました。新しい情報は何もありませんでしたが、従来テレビですでに放送された動画と市橋君によく似た俳優を使って演技で事件を再現させた動画を組み合わせて、視聴者がより現実的に感じられるように企画された番組でした。
一点だけ従来の報道と少し違ったのは、検事が市橋君の殺意がなっかたという証言の嘘を見破ったというストーリーに仕立ててあったことです。その根拠として、市橋君には学生時代に前歴(落ちていた財布を拾って、持ち主とトラブルになって怪我をさせた)があったのを親がお金を払って示談にしたという過去を持ち出すことや、大学卒業後も親所有ののマンションに家賃ゼロで暮らし、毎月12万円の仕送りもしてもらっていたということから甘やかされた環境にあった彼の人格に問題があるかのような印象を与えていました。また、リンゼイさんを自宅に入れた後、殴って失神させてから結束バンドで拘束したという演技をさせて、計画性と残虐性を演出していました。

市橋君のしたことは言い訳できることではありませんし、決して許されることでもありませんが、これらのことが果たして殺意をもって殺したと認定する根拠になるのだろうか・・、という疑問が残りました。彼が犯した一つの間違いから逃れるためにさらに間違いを犯し、結局負の連鎖で地獄の底に落ちて人生を棒に振ってしまいましたが。
私が知っている学生時代の市橋君は、決して番組が描こうとしていたような病的な性格の人物ではなく、ごく普通の将来の夢を持ったいい若者でした。
テレビ番組のプロダクションは視聴率を稼ぐためにこういう番組にせざるを得ないのでしょうが、普通の前途有望な若者が何故こういう間違いを犯して一生を駄目にしてしまうのか、どうすればそれを防げるのか、という視点で企画してほしいものです。

事件が起こってから3月25日で10年になるとのことですが、やはり将来の夢がありながら無念の最後を遂げてしまったリンゼイさんもどれだけ悔しかったことか・・。あらためてご冥福を祈りたいと思います。