2017年2月24日金曜日

九十九里浜の松くい虫被害で枯れた後に植樹したマツ苗の状態を視察しようと思って自宅を朝8時頃出発しました。途中で、昔千葉大学勤務時代に農薬の生態影響を何年間にもわたって調査した大網白里市砂田(いさごだ)の谷津田に寄って見ました。確か萱場(かやば)という地名だったと思いますが、途中通る早場米の産地ではすでに水田はきれいに耕転されて、水を入れれば田植えができる状態になっていました。場所によっては麦(私には小麦か大麦か区別がつきませんが)が植えてある水田もありました。
驚いたことに砂田の八幡(はちまん)神社の鳥居の横の集落は、空き家が何軒もありました。農家が高齢化して、後継者が町でサラリーマンになって、江戸時代から何世代も続いてきた山裾の屋敷が放置されてしまったのでしょう。私がもっと若くて元気がいい年齢だったら、別宅として借りて住みたいような屋敷です。荒れ放題になって朽ちていくのは残念です。

ちょっと前に松戸駅のホームの待合室で見た外房に面した勝浦市のひな祭りのパンフレットを思い出して、九十九里浜に行くのは中止して、勝浦市に行きました。カーナビで調べたら、大網白里市から勝浦市まで僅か1時間程度の距離でした。
車を少し離れた場所に置いて、徒歩で覺翁(かくおう)寺の山門前の雛壇を見ました。そこから少し離れた遠見岬(とみさき)神社の石段に飾られた何千体ものお雛様を見に行きました。ひな祭り期間は2月24日~3月5日で、今日は初日でウィークデイでしたが、それでも多くの人が見に来ていました。
いずれも見事な雛飾りで楽しみましたが、夜はどうやって盗難対策をするのかとか、雨が降ったらどうするのだろうかとちょっと気になりました。

車で岬に上ったら、勝浦漁港や八幡岬の断崖絶壁に打ち寄せる太平洋の白波が見えました。
大勢のサーファーたちが海の中でサーフボードを抱いて大波が来るのを待っていました。うまく波に乗ってサーフボードの上に立って岸まで行くと、また腹這いになって手で漕いで海の中に行って波を待つことを繰り返していました。ウィークデイの昼の時間にこんなことをしているのはどんな人たち(学生か?)だろうと想像をしましたが、こんな遊びに夢中になれるのは若者だからかもしれないと思いました。

房総半島の自然を堪能して自宅に着いたのは夕方の6時頃でした。