2017年3月15日水曜日

独立行政法人森林総合研究所東北支所生物被害研究グループ長の中村克典博士が、樹木医学研究第21巻1号p.37-43(2017)に掲載された樹木医学の基礎講座「海岸林講座第4回:海岸林におけるマツ材線虫病対策」の別刷りを依頼しましたら、一緒に他の文献も送っていただきましたので、早速全部目を通しました。

〇Katsunori Nakamura-Matori: Vector-Host Relationships and the Abiotic Environment. in "Pine Wilt Disease",  Zhao, Futai, Sutherland and Takeuchi (eds.), Springer, p.144-161, 2008
〇中村克典(2011):北限未侵入地域でのマツ材線虫病対策を考える-公開シンポジウム「未侵入地域での効果的な松くい虫予防対策に向けて」より-. 森林防疫 Vol.60 (No. 6), p.20-26, 11月号
〇中村克典(2014):IUFRO ユニット7.02.10 マツ材線虫病会議2013(ドイツ)報告. 森林防疫Vol.63 (No.3), p.25-33, 5月号
〇中村克典(2015):東北大震災津波で被害を受けた海岸マツ林について考え直す. 国立公園No.731, p.15-18, 3月号
〇中村克典(2015):東北地方における近年の松くい虫被害拡大の実態と防除対策. 林業と薬剤 No.211, p.1-9

私は元々松くい虫を対象に予防散布された農薬の飛散調査と健康影響評価を中心に研究を実施してきましたので、中村博士のような林野庁所管の研究所の専門家が提供する松枯れ問題全体についての情報は大変貴重で勉強になります。
最初の英文の単行本については、著者配布分の予備がまだ残っているので1部送っていただけるとのこと、ありがたい限りです。

今日の運動は、昨日と同じように道場での空手の稽古と筋力トレーニングを1時間だけしました。