ホテルの目覚まし時計を朝6時に設定して、周辺見取り図を片手に1時間ぐらいウォーキングしてきてから朝食を食べました。路面電車で総会、学会賞授賞式、受賞講演、特別講演、懇親会がある全日空ホテル松山に行きました。私は今までは役員の中の顧問という立場でしたが、今年からは終身会員に推挙されましたので、すでに振り込みで払い込んであった学会費、大会参加費、懇親会費を受付で払い戻してくれました。

2題の特別講演の一人はイギリスのローザムステッド研究所のDr. Martin Williamson で、「Mechanisms of insecticide resistance in the green peach aphid, Myzaus persicae」という演題でモモアカアブラムシの殺虫剤抵抗性のメカニズムについて最新の知見を紹介しました。私も今から30年以上前に同じ分野の研究をしていて、当時ロ－ザムステッド研究所で研究を担当していたDr.  Alan Devonshire とDr. Roman Sawicky を訪ねたことがあります。Dr. Sawicky も国際会議で日本に来た時に千葉大学の私の研究室を訪ねてきました。残念ながらDr. Sawicky は何年も前に病気で亡くなってしまいましたが、Dr. Devonshire は引退はしたけど今でも健在だとのことでしたので、私の名刺を渡して、帰国したら私からよろしくと伝えてほしいと依頼しました。

もう一人の特別講演は、西口正通愛媛大学名誉教授の「弱毒ウィルスによる植物ウィルス病の防除：過去・現在から未来へ」という演題でした。
懇親会では、受賞者全員にステージに上がってもらって拍手で祝賀しました。