2017年3月3日金曜日

農薬学会大会での発表については共著者(共同発表者)全員にチェックしてもらって、訂正加筆が終わりました。松くい虫防除の薬剤散布で行われる地上からの散布方法と航空機を用いた上空からの散布方法を示したスライドには、マルチコプター(いわゆるドローン)の写真も載せました。ただし、マルチコプターによる農薬散布は一般社団法人農林水産航空協会に問い合わせて確認したところ、水田と畑地では先行していますが、松くい虫を含めて樹木に対してはまだ実施できる段階ではありませんので、誤解を招かないように未認可と赤字で明記しました。無人ヘリコプターの場合と同じで、オペレーターは安全確保のために散布面が見渡せる場所で操作しなければならないというルールですから、水田や畑地では問題ないのでしょうが、高所作業車に乗って樹高が25mもあるような単木のマツの樹冠部が見える位置に上って操作をするというのは難しいのでしょう。マルチコプターには局所的に限定散布が出来るというメリットがあるのですから、将来GPS機能を使って自動散布ができる技術開発ができればよいのですが。

昼休みに道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間してから、買い物を兼ねてウォーキングを1時間半してきました。
園芸学部構内ではシジュウカラを見ました。
松戸市岩瀬には真言宗豊山派光明院宝藏院というりっぱなお寺があり、2本のりっぱなマツが立っています。幹の太さから判断すると樹齢はざっと200年は超えているように見えます。どうして樹勢が旺盛なのか近づいて株元を見ましたら、人が踏み荒らさない場所に立っていますので踏圧で土が締まって根の伸長が抑制されることがないのでしょう。樹幹注入施工済のラベルはありませんでしたので、松くい虫対策はどうしているのか今度立ち寄った時にでも住職に訊いてみようかと思っています。
このお寺にはマツの他にもりっぱなクスノキ、スダジイ、カヤ、イチョウなどの大木があります。