2017年3月9日木曜日

学会大会は昨日で終わりましたが、少し見学もしたいと思って一泊余計にしました。飛行機は松山空港を13:55発でしたので、JR松山駅前を10:15発のリムジンバスに乗れば十分間に合うという計算でをして、ホテルをチェックアウトしてから松山総合公園の展望塔を目指して急な坂道を登りました。
地元出身の軍人の昔風なお墓の上には、新しい墓地が造成されていました。展望塔からは松山市街とその周辺がよく見渡せました。偶然珍しい野鳥2羽に出会い、とっさにキジの雌かと思いましたが、実際はコジュケイの雌雄でした。
こんな山頂にも犬や猫を捨てにくる人がいるらしく、ペットの動物を捨てたら100万円以下の罰金、虐待したら200万円以下の罰金というポスターが立てられていました。

リムジンバスの時間に間に合うか気になったので、下りは道を間違えないように山頂で出会った男性(散歩を兼ねて墓参りをしてきた)に確認したら、親切に途中まで一緒に歩いてくれました。墓地の下のりっぱな家の庭の大きなクスの木が伐採されていたので写真を撮ってどうしてこんなりっぱな木を伐採したのだろうと訊いたら、元愛媛大学の美術の教授が住んでいた家だったが、子供がいなかったので夫婦が亡くなってから空き家になって、周辺の住民から木が倒れたら怖いという苦情がでて伐採したとのことでした。これも地方都市の過疎の影響の一つでしょうか。
戦争末期には、現在の松山空港は軍の空港で、現在展望塔のある山頂には瀬戸内海を侵入してくる米軍の軍艦を砲撃する砲台が設置してあったので、B29の激しい爆撃を受けたとのことでした。
地元の人と出会ったお蔭でいろいろなお話を伺うことができました。

松山駅前には2017年10月のえひめ国体の大きな看板が立っていました。
空港のロビーの壁には見事な写真が展示してあり、JALのカウンターにはゆるキャラの「みきゃん」の人形が飾ってありました。