2017年4月21日金曜日

ある有機農業認証団体から問い合わせを受けていたある特定の植物抽出液資材について、私の意見を返送しました。有機ブームに伴って、本当に有機の定義に適合しているかどうかを農水省(表示規格課?)は自らは判断せずに、民間の有機認証団体を認定して、民間の有機認証団体が申請された有機農業用資材が有機に適合しているかどうか評価をするという仕組みになっています。民間の有機認証団体にとって難しい点は、化学合成された農薬や肥料を使っていない植物抽出液資材と言っても、成分の化学分析や効果の生物検定なしに、申請者から提出された簡単な製造工程情報から判断しなければならないということです。
私にとっても、千葉大学で現職だった時は、疑義資材が持ち込まれた時は自分の研究室で簡単に効果の検定や成分の分析ができましたが、定年退職した立場の今は申請者から提出された書類だけで判断しなければなりませんので、原材料や製造工程から本物かどうかを見分けなければならないという苦しさがあります。

昼休みの道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間してから江戸川堤防に出かけ、坂道トレーニング5往復を含めて2時間10分ウォーキング/ジョギングをしてきました。
園芸学構内では八重桜はまだ満開ですが、いつの間にかツツジ園のツツジが咲き誇る時期になりました。ボタンも大きな花を咲かせ、イロハモミジの新葉の緑が一層鮮やかな季節に変わりつつあります。