2017年4月8日土曜日

千葉大学走友会の練習会・総会が西千葉キャンパスであり、私も集合時間の午後2時に間に合うように行きました。松戸駅から新京成線のみどり台駅まで1時間弱で着きます。駅から大学まで歩いていたら、道路沿いのレストランの入り口に掲示してある宣伝の文句「無農薬野菜」が目に入りました。「直営の畑で採れた」「旬の素材」に違和感はありませんが、「無農薬野菜」というのは、具体的に何と何の野菜のことか、本当に殺虫剤も殺菌剤も除草剤も全く使わずに栽培したのか、そうだとしたら相当手間(労賃)がかかるのでその分だけ値段がかなり高い筈だし、病害虫による被害で収量も品質も低い筈で、消費者にとってメリットはない筈です。あるいは、植物工場で栽培したトマトやレタスを使っているということで無農薬と言っているのでしょうか。いずれにしても、農薬を適正に使って栽培した作物から収穫時に残留農薬が検出される割合は著しく低く、検出された場合も基準値を超える場合はほとんどなく、しかも基準値はそれを毎日一生涯食べ続けることを仮定して安全性に十分なゆとりをもって設定してあるというのが実態ですから、通常栽培の野菜の安全性に全く問題はないにもかかわらず、「無農薬野菜」とわざわざ謳っていかにも健康に良いような印象を与えるのは、誇大広告か詐欺のような気がします。いまだにこういう類(たぐい)の広告が蔓延(はびこ)っているのは、金儲けのために消費者を馬鹿にした話だと思います。


練習会参加者は11人でしたが、小雨の中を大学から学内を少し走ってから護国寺のある千葉公園に向かい、私を含めて3人は5Kmぐらいで帰ってきましたが、残りはさらに2~3Km余計に走って帰ってきました。
その後生協のフードコートで、総会と楽しい懇親のひと時を過ごしました。千葉大学走友会が設立されてから26年目の筈ですが、メンバーが段々高齢化して、定年退職したり、他大学や他機関に移動したりして人数も少なくなってきました。若手の現職教職員をリクルートして補充しないと、数年後には会の維持が難しくなるかもしれません。