2017年5月26日金曜日

平成29年度の千葉大学名誉教授称号授与式と懇談会・懇親会が西千葉キャンパスのけやき会館であり、私も案内が届きましたので出席してきました。新名誉教授は24名でしたが、欠席の人も数名いました。今年3月に定年退職した教授で、一定の条件を満たした人が対象ですが、今年は教育学部が一番多く、10名に上りました。ということは、教育学部では10人の教授が一度にいなくなるということですから、その後を補充する後任人事がうまく運んでいるのかどうかちょっと気になりました。今は大学は毎年の予算削減と定員削減の時代ですから、園芸学部でも誰かが定年で欠員になっても3年間は補充が出来ない状態だと聞きました。教育・研究上大きな影響がある筈ですから、大学の活力の低下につながらないか心配です。
園芸学部の名誉教授の出席者は、私を含めて5人でした。
懇談会では、学長が挨拶し、大学の近況についての報告があります。何といっても一番大きな話題は、国立大学の法人化後、文部科学省が運営費交付金配分をするにあたって、旧国立大学を3つのグループに分けたということです。重点支援①は地域貢献を主目的にした55大学、重点支援②は専門分野の特性を生かして世界・全国的な貢献を主目的にする15大学、重点支援③は卓越した成果を創出している海外大学と伍して世界最高水準の教育研究拠点を主目的とする16大学ですが、千葉大学はこの③に分類されています。その分、厳しい評価が課され、外部資金の獲得額が重要な物差しにされます。
まるでビジネスの世界のようで、大学本来の役割の落ち着いた教育と研究ができなくなっているような気がしました。



私のノースカロライナ州立大学時代の恩師の故W.C. Dauterman先生の次男のJohn 君はオレゴン州で医師をしていますが、その奥さんのBonnie さんは息子2人を育てている聡明で美しい女性です。彼女のFace Bookには時々、共鳴できる素敵な書き込みが載っています。今回は5年前の思い出として、ちょうど5年前の今日の、聖書の一節を引用した書き込みが載っていました。


私が教会に行かなくなって何十年も経っていますので、聖書のどこに載っている言葉だろうと思ってネットで検索してみたら、ルカ伝6章37-38節らしく、以下の日本語訳が載っていました。Bonnie さんは、5年前の今日この聖書の言葉と同じように誰かに救われるような経験をしたのでしょう。

明日~明後日は、千葉大学空手部の同期の仲間数人が房総半島の山村の玄武庵という一軒家に一泊二日で集まって、旧交を温めることになっています。私は西千葉駅までバスと電車で行って、そこから先は友人の車に同乗させてもらうことになっています。久し振りに昔空手の稽古で一緒に汗を流した仲間に会えることに加えて、山村の新緑の景色を見られることも楽しみです。