2017年5月28日日曜日

昨夜はカラオケで私以外の全員が思う存分熱唱した後、K氏の奥さんが敷いてくれた8組の布団に各自潜りこんでぐっすり寝込みました。私は朝6時頃目が覚めたので、一人で周辺の散策をしました。驚いたことに、こんな山奥の村なのに、道も斜面もきれいに草が刈られて、水田も耕作放棄されたところは一つもなく、見事に手入れがされていました。
どこの水田も周りを電気柵とネットで囲んであり、獣害(主としてイノシシとシカとサル)対策がしてありました。特にイノシシについては、捕獲する罠(わな)も設置してありました。
早朝にもかかわらず、農家が軽トラで来て水視察をしていたので話かけてみたら、田植えや収穫作業は息子か孫がきてやってくれるが普段の水管理は自分の仕事だとのことでした。86才だが昨日運転免許が更新できたとのことでした。車でなければここまで来るのは難しいとのことで、こういう方々によってお米の生産と素晴らしい景観が守られているのだと思いました。




 




 
朝食の後、皆で久留里城に行きました。8人の同期生の中で、前立腺がんと診断されて7月から放射線治療を受ける予定が1人、やはり前立腺がんの検査を受けて結果待ちが1人、心臓が悪くて血管にスティントと呼ばれる小さな管が入っているのが1人、太り過ぎで歩くのがきついのが1人いますので、元気組と要養生組が半々ぐらいです。元気組は山道を歩いて頂上の天守閣まで行きましたが、要養生組は車で頂上まで行きました。
天守閣からの素晴らしい眺めを堪能してから、車で木更津市矢那というところにある高倉観音(平野山高藏寺)に移動しました。本堂の地下部分には、地獄と極楽と称する展示スペースがありました。仏教に関するいろいろなものが収集されて展示されていました。海外(タイなど)からの収集品もありましたが、観光客目当ての見世物小屋みたいな感じもしました。
私にとってはむしろ山門の横に立っている栂(ツガ)の巨木と檜(ヒノキ)の巨木の方が威厳があり、ありがたい存在でした。

高倉観音寺には隣接して神社があり、その隣には喫茶ライラックがありましたので、そこでランチを食べて解散しました。私を同乗させてくれた仲間は佐倉市で用事があるというので京成佐倉駅まで車に乗せてもらって、そこから先は電車で松戸まで帰りました。
73~75才の千葉大学空手部の同期会でしたが、一泊二日の楽しい時間を過ごしました。来年は何人集まれるかわかりませんが、お互い健康に留意してまた会おうと言って別れました。