どこの水田も周りを電気柵とネットで囲んであり、獣害(主としてイノシシとシカとサル)対策がしてありました。特にイノシシについては、捕獲する罠(わな)も設置してありました。
早朝にもかかわらず、農家が軽トラで来て水視察をしていたので話かけてみたら、田植えや収穫作業は息子か孫がきてやってくれるが普段の水管理は自分の仕事だとのことでした。86才だが昨日運転免許が更新できたとのことでした。車でなければここまで来るのは難しいとのことで、こういう方々によってお米の生産と素晴らしい景観が守られているのだと思いました。
天守閣からの素晴らしい眺めを堪能してから、車で木更津市矢那というところにある高倉観音(平野山高藏寺)に移動しました。本堂の地下部分には、地獄と極楽と称する展示スペースがありました。仏教に関するいろいろなものが収集されて展示されていました。海外(タイなど)からの収集品もありましたが、観光客目当ての見世物小屋みたいな感じもしました。
私にとってはむしろ山門の横に立っている栂(ツガ)の巨木と檜(ヒノキ)の巨木の方が威厳があり、ありがたい存在でした。
高倉観音寺には隣接して神社があり、その隣には喫茶ライラックがありましたので、そこでランチを食べて解散しました。私を同乗させてくれた仲間は佐倉市で用事があるというので京成佐倉駅まで車に乗せてもらって、そこから先は電車で松戸まで帰りました。
73~75才の千葉大学空手部の同期会でしたが、一泊二日の楽しい時間を過ごしました。来年は何人集まれるかわかりませんが、お互い健康に留意してまた会おうと言って別れました。