2017年7月8日土曜日

このところまた運動不足でしたので、江戸川堤防に出かけて河川敷に下りるスロープを走って上り下りする坂道トレーニングを3往復し、35℃に近い感じの猛暑でしたが水元公園Cブロックその他を3時間ウォーキング/ジョギングをしてきました。坂道は最初の上りで息が切れて胸が締め付けられるようになりましたが、血流がよくなったからか段々楽になりました。
園芸学部の作物学研究室の圃場では何かを播種したらしく、小さな芽が生えそろっていました。
ケヤキの葉がヤノナミガタチブタマムシの幼虫による食害で褐色になっていましたので、近づいてよく見たら成虫がたくさん発生して葉を摂食していました。
江戸川堤防の金町側で樋管撤去工事後に堤防復元工事をした部分は、芝張りした後が緑色になってきました。












広島での農薬シンポジウムでは、パネルディスカッション後の質疑応答の時間に会場から最後の発言をした男性が、「自分は水路の水を採取してきてミジンコを使って検査をすると全部死んでしまうので、どこかで使った農薬が流入して環境汚染している。県はこういうことに関してもっと実態を把握して指導をしっかりやってもらいたい。」という主旨のことを述べました。
パネルディスカッションのコーディネーターは広島県農林水産局農業技術課食品安全安心の担当者でしたので、環境問題にはあまり詳しくないらしく、ちょっと困惑された様子で、持ち帰ってよく検討して対処しますと回答しました。私が追加発言をして、千葉大学勤務時代に水を介して周辺環境とつながっている水田とその周辺で農薬の生態影響を何年間にもわたって調査したことと、その結果農薬の種類によっては水路の特定の生物に影響を及ぼす場合もあったが、影響は一時的で、翌年には元と同じ密度に回復していることがわかったという事例を紹介しました。
私たちは水路の水と底質中の農薬濃度も分析しましたが、いずれも時間の経過とともに減衰して比較的短期間に検出限界以下になりました。
この質問者は、公益社団法人広島消費者組合の会員の一人だとのことでしたので、今日、パネリストとして参加された会長に私が講演で使ったスライドを宅ファイル便で発送した機会に、若干説明を追加して質問者にも見せて下さいと依頼しておきました。
生産者代表の一人としてパネルディスカッションに参加された葉物野菜の栽培農家からも私が使ったスライドがほしいという要望がメールで届きましたので、若干の説明を追加して今日宅ファイル便で発送しました。