大網白里市萱野(かやの)の辺りは早場米の産地ですが、このところまるで梅雨時のように毎日雨天が続きましたので、8月7日に見に行った時には順調に生育していた稲がどうなっているか気になっていました。今日は午後2時頃になったら雲の間からちょっとだけでも青空が見えましたので、車を運転して様子を見に行ってきました。
長雨で少し登熟が遅延したのかもしれませんが、倒伏したり冠水した水田はなく、一部すでに稲刈りが行われたところもありました。こういう景色を見ると心が癒されます。
空き家になっている農家の家が気になりました。私がもっと若くて元気がいい時だったら、借りて修繕をして住みたいのになと思いました。
萱野地区には遠くからでも目立つ熊野神社の大きな赤い鳥居があります。今日は近くに車を停めて、参拝したり周辺を散策してみました。急傾斜の幅の狭い石段があり、降りる時は足幅(長さ)より狭いので足を横向きにして、滑らないように用心しながら一歩一歩下りました。
境内には巨大な杉の樹が1本立っていて、威厳があってまるでご神木の風格がありました。
神社の本殿の前には1枚の板が置いてあり、墨で天正6年11月17日星見氏と書いてありました。天正6年というのは西暦1578年ですから、今から439年前で、織田信長が活躍していた時代です。その年に星見氏によって建立されたという意味なのかもしれません。
そもそもそんな時代から熊野神社というのがあったのか、神社の由来が気になったのでネットで調べてみました。
http://imakumanojinja.or.jp/kumanosinkou.html
これを見ると、天正6年に建立されても不思議ではないのかもと思いました。境内には古い瓦が置いてありましたので、建物や屋根は何回も改築された筈ですが。
明日は新宿駅南口の高速バスターミナルからバスに乗って、長野県下伊那郡でリンゴ園をやっている千葉大学時代の私の研究室の卒業生の水野耕一郎君を訪ねる予定です。帰りのバスはどの時間の便も満席で切符がとれませんでしたので、水野君に茅野駅まで車で送ってもらって、特急列車のあさま80号で帰ってくる予定です。