2017年8月12日土曜日

少し時間のゆとりができたので、たまっている写真の整理をしました。動きが遅かった台風5号が沖縄、九州、四国、中国地方で大雨の被害をもたらして、いよいよ北上して関東地方にも来る可能性が高いと天気予報が言っていた時に、冠水する前の水田を見ておきたいと思って8月7日に一人で車を運転して、大網白里市の萱野(かやの)地区と砂田(いさごだ)地区、香取市山田区の仁良(にら)地区と田部(たべ)地区を回って、帰りは手賀沼の周辺を見てきました。
結局台風5号はその後日本海に抜けて熱帯低気圧に変わって消えてしまいましたので、水田は冠水することもなく無事でした.

大網白里市は、私が千葉大学の現職時代に何年間も通って農薬の生態影響の調査をしたところの1つです。萱野や砂田の辺りの水田は早場米として有名ですが、ほとんどの水田はすでに稲が実って、遠からず収穫できそうな感じでした。
一部の水田では、多分流通業者と契約を結んでいる農家でしょうが、「生産者の顔が見えるお米 かやの米 田植えから収穫まで生産途中もしっかり管理します!」と書いた看板が立っていました。
砂田では、減反対応でしょうが、ほとんどの水田にダイズが植えてありました。







 
 
香取市山田区も同様に学生と一緒に何年間も通って農薬の水系生態系に及ぼす影響調査をしたところです。広大な水田では稲がりっぱに育っていました。田部地区の小さな1本の水路のは絶滅危惧種のメダカが生息していました。今は水田に水が必要のない時期ですので、水を流してはいませんでしたが、湧水でできた水溜りにメダカは生き延びていました。