2017年10月17日火曜日

この頃は朝食前にSymphony Lakeに運動に行く時間を少し遅らせて6時50分にモーテルを出ますが、空にはまだ三日月が残っています。池の周りの遊歩道には、昨年も見つけた日本の蝋梅(ろうばい)に似た質感の黄色い小さな花を咲かせる草が生えています。面白いことに、何をしているのかわかりませんが、マガンもカナダガンも池で垂直に逆さになって水に潜る行動をしていました。

 




約束通り午後1時半にNCSUの元のメインキャンパス(今は北キャンパスと呼ばれる)にあるWilliams HallにDr. Travis W. Gannonを訪ねました。Agronomy(農学)の中でCrop Science(作物学)とSoil Science(土壌学)は別々のDepartment(学科)だった筈ですが、今は合併してDepartment of Crop and Soil Sciencesとなっていました。Plant Pathology(植物病理学)とEntomology(昆虫学)が合併してDepartment of Plant Pathology and Entomologyとなったのと同じです。州政府の予算がピンチの時に合併によって学科長やセクレタリーのポジションを減らして節約するということと、学問が段々細分化されてきたのでもう一度大きな括りにして視野を広げるというのが政治家の言い分でしょうが、果たしてうまくいくかどうか・・。
Dr. Gannonとのディスッカションでは、ゴルフ場で使われる農薬について日米で共通の問題があるという認識で一致し、彼自身は除草剤が専門のようでしたが、ターフグラスに登録のある農薬のリストや使用基準など情報を入手できました。同じ芝でも牧草刈り入れ用と牛の放牧地用とゴルフ場用で登録も違っていて、ターフグラスと言う場合はゴルフ場の芝に限定されるということを初めて知りました。オフィスに家族の写真と並んでノースカロライナ州のワシントンという町で行われたトライアスロンでゴールしている写真が飾ってあり、今は仕事ばかりで走れないが以前は走っていたと
言っていました。私も走っていると教えて、急に親近感が湧いてきました。
キャンパス内は学生が大勢歩いていて、活気がありました。鉄道線路の下のトンネルの入口には自分の見解の主張として落書き自由の掲示があり、昔と同じようにいろいろな落書きがありました。一定の責任の下で自由ということでしょうが、中にはFuck Trumpというちょっと品のない落書きもありました。
1969年に私が初めて留学した時に一時期住んでいた学生寮がまだ残っていて、何かわからないメーターみたいなものがあって学生がボタンを押して入力していたので、これは何の機械かと訊いたら、車を駐車した時の料金支払い機だとのことでした。その他にも、同じ色の自転車が何台か駐輪してありましたが、使用量が1回$1の共同利用自転車のようでした。






















夕方Lake Johnsonに運動に行くので1階に降りたら、モーテルのジムで犬がベルトの上を歩いていました。飼い主の女性がそばについていて、結構な速度で人間と同じように20分間歩かせるのだそうです。空調のきいた室内で、自分は歩かずに犬だけ歩かせるのは、怠け者なのか、犬の健康のための親心なのか・・。
Lake Johnsonではアオサギ?が珍しく比較的近い位置に2羽いました。日本ではよく見たカワウのように羽を広げた水鳥も2羽いました。
遊歩道にはいろいろな形と色の落ち葉がたくさん落ちていて、見ていて飽きません。