2017年10月23日月曜日

Symphony Lakeの遊歩道沿いで枯死進行中だったマツNO.1はTown of Caryが委託した業者によって伐倒され、週末は丸太が近くに保管してありましたが、今日は月曜ですので別の業者が来て運び出される可能性があります。朝食前のウォーキング/ジョギングの時はまだありましたので、朝食後すぐ道具を持って行って、粗皮を剥いでどうなっているか観察してきました。株元に近い方はまだ粗皮がしっかり形成層に密着していましたが、上に行くほどボロボロで粗皮の下にはフラスと摂食中のカミキリ幼虫とカミキリ幼虫の穿入孔が多数ありました。摂食中のカミキリ幼虫を日本に持ち帰ってDNA診断でマツノザイセンチュウ陽性かどうか調べるために、何頭か採取してモーテルの冷蔵庫に保管しました。

 
 




今朝は造園業者がSymphony Lake周辺の草刈りをしていましたが、各種草刈り機を運んできたトラックを見たら、日本の三菱ふそう社製でしたので、こんなところでも日本の会社はがんばっているんだと思いました。
Symphony Lakeのすぐ横には会社のビルがあり、野外に喫煙場所が設置してあってよく社員が休憩時間に出てきて喫煙しているのを見ますが、よく見たら灰皿ではなく、植木の下に吸い殻がたくさん捨ててあるのに気がつきました。非喫煙者にとっては気持ちの悪いゴミなのに、喫煙者は日本でもアメリカでもどうしてこういうことに無神経なんだろうと思ってしまいます。







道に迷わないようにFrank君の車でRTP(Research Triangle Park)のバエルクロップサイエンス社の研究所を訪ね、SarahさんにアポイントをとってもらったEnvironmental Science Development Group for Turf Uses on Golf CoursesのDr. Rechard Reesに面会し、約1時間芝生使用農薬の問題についてディスカッションしました。英国人らしく、イギリス式の英語の発音でした。あらかじめ英訳して送っておいた日本のあるゴルフ場における農薬の使用実態の資料を見て、これと同じような書式にしてアメリカにおけるターフグラスの農薬使用実態に関する資料を作成して送ってくれるということになりました。本人は日本のバイエルクロップサイエンス社の芝生農薬担当者とも交流があるらしく、12月に来日する時には私にも連絡をくれると言っていました。
その後Bee Care Centerに行き、Sarahさんの案内で建物の内外を再度(昨年、一昨年に続いて)ゆっくり見学しました。建物の中にはmonarch(オオカバマダラ)という長距離移動をする蝶の説明が展示してありましたが、庭ではちょうどその蝶が訪花してきていて写真を撮ることができました。
展示用に建物のすぐ前に置いてあるミチバチの巣箱には、温度・湿度の自動計測記録装置と、巣箱の重量(ミツ量)自動計測記録装置が設置してあり、スマホでいつでもチェックできるようになっているとのことでした。
























帰りにFrank君と一緒にAl Pleasant君の印刷会社に寄りました。Al君も私の空手の弟子/友人で、Margieさんの元夫ですが、Sarahさんがまだ小学生だった時に離婚して以来あまり会う機会がなくなっていました。私の見たところでは、Al君は子供の頃から苦労した分だけしっかり者で、頭もよく努力家で空手も一生懸命やっていました。以前より大分太って、頭の毛も薄くなって、今はBallroom Dance(社交ダンス)に凝っているとのことでした。Sarahさんと一緒にやっている養蜂で採れたハチミツとハチミツ入りの石鹸をお土産にくれました。






夕方はLake Johnsonに行って、ウォーキング/ジョギングで1周(約5km)してきました。だんだん紅葉や黄葉がきれいになってきました。cotmorant(カワウ?)が泳いでいましたが、ウミウとカワウを見分ける嘴と目の接する辺りをよく見ると、日本のカワウによく似ていますが少し違うようにも感じますので別種かもしれません。
モーテルに帰ってから念のためSymphony Lakeに行ってみたら、伐倒された枯死進行中マツの丸太は全部なくなっていましたので、予想した通り業者が搬出撤去したようです。その前に粗皮を剥いで観察をしてきてよかったと思いました。