2017年12月16日土曜日

今日は流山市にある日本同盟基督教団の南柏聖書教会で「クリスマスコンサート2017~灯 ともしび~」が開催されましたので、私も聴きに行ってきました。
http://www.geocities.jp/mkbible2/html/00index/index.html
バイオリンを弾いた中川 毅(たけし)君は、私の千葉大学勤務時代の同僚だった故中川弘毅教授の長男で、彼が小学校2~3年生の頃から同じ公務員宿舎に住んでいましたのでよく知っている人です。お父さんの中川弘毅君とは、大学1年生の時から数年前に亡くなるまで50年以上のお付き合いでした。ピアノ伴奏をしたピアニストの矢部千代さんは素敵な女性でした。
こじんまりした協会の礼拝堂には100人近い人が集まって、演奏された9曲に聴きほれました。演奏した2人ともプロの音楽家ですから当然でしょうが、バイオリンもピアノも奏者の手や指がまるで魔法のように動いて素晴らしい音を奏でていました。各曲の演奏の前に、司会者の女性がそれぞれの曲について簡単に解説をしてくれたことも、曲をより楽しく聴くことに効果的した。司会者の女性の話し方は非常に上手でしたので、もしかしたらプロのアナウンサーだったのかもしれません。
演奏後は教会信者の婦人部の方々が準備して下さった紅茶/クッキー/サンドイッチ/フルーツポンチを味わいながらの交流会がありました。牧師のお話も音楽も交流会も本当に楽しい企画でした。菊池良一牧師とは交流会後に名刺交換をしましたが、信者に慕われている素晴らしい牧師という印象を受けました。
入場料は無料でしたが、若い音楽家を育てるための献金箱が置かれていて、志のある人が献金を入れていました。献金箱はそのまま音楽家にお渡ししますという牧師の説明でした。私も、バイオリニストとピアニストに感謝して志を入れました。







日本同盟基督教団という名前は私には馴染みがありませんでしたので、ネットで検索してみましたら、教団は1922年に結成されたが、元々は1891年に横浜港に上陸した15名の宣教師に始まるという歴史が記載されていました。
http://domei.biz/doumei/honbu/enkaku.pdf
さらに教団のホームページからリンクを開くと、2017年7月3日付けの教団理事長廣瀬 薫から内閣総理大臣安倍晋三殿宛の「今日の政治的状況に対する私たちの声明」と題した声明文がありました。
http://domei.biz/x/modules/b_news/index.php?page=article&storyid=433
戦争中に軍国主義の下で(キリスト教も含めた)宗教団体も戦争に協力させられ、結果として日米だけでなくアジアの人々の大勢の命が失われ、地獄のような苦しみを与えた反省から、「日本国憲法が掲げる平和主義と基本的人権を尊重し・・、信教の自由、思想・良心の自由の侵害が懸念され・・、今日の政治的状況を見るとき、憲法が求めるあり方に背く傾向が顕著・・」と、時の政治権力の動きにはっきり反対の意思表示がしてありました。正に多くの国民の感じていることを代弁していると思いました。

今日はコンサートを楽しんだことに加えて、菊池良一牧師に出会えたことと日本同盟基督教団という宗教団体が、安倍政権の下で現在進行中の政治状況に危機感を抱いて勇気ある直言をしていることを知ったことは大きな収穫でした。