2017年12月26日火曜日

精神障がい者の雇用促進政策として来年2018年から雇用率を現在の2.0%から2.4%に高めるという報道があったばかりですが、今日は、精神疾患で暴れるのでということで長女を16、17才の頃から33才まで両親(現在55才と53才)が自宅内に作った2畳ぐらいのプレハブに監禁して死亡させたという痛ましいニュースが報道されました。
http://www.sankei.com/west/news/171226/wst1712260023-n1.html
娘は体重19kgという極端に痩せ細った状態で、司法解剖の結果死因は凍死だったとのこと。娘にとっても、両親にとってもどんなにかつらい地獄のような日々だったかと思うと、胸が痛みます。自分たちだけで苦しまずに、何故もっと早く誰かに相談して助けを求めるなり、社会が気が付いてあげられなかったのか・・。

BS-TBSテレビで夜9:00から2時間以上にわたって放映された「遠すぎた橋」(A Bridge Too Far)(再)という1977年公開のイギリス・アメリカ合作の映画を観ました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E3%81%99%E3%81%8E%E3%81%9F%E6%A9%8B
ショーン・コネリー、ロバート・レッドフォード、ジョーン・ハックマンなどよく見慣れた俳優が出演していました。
第二次世界大戦末期のオランダがドイツ軍に占領されていた時期に、連合軍の空挺部隊がベルギー・オランダ間の5つの橋を確保してオランダの解放を目指すという作戦でしたが、情報部の一員が提供したドイツ軍が戦車を隠して配備している偵察写真の情報を無視した司令部の作戦強行によって多大の被害を被るというストーリーでした。
連合軍側の兵士もドイツ軍側の兵士も、それぞれ自国のための正義の戦いをして相手を殺し合うのですから、戦争がいかに馬鹿げた狂気の沙汰かということを思い知らされる映画でした。しかも、それぞれが同じキリスト教の神様を信じているのですから。
私には、一種の反戦映画のような印象でした。