2018年2月13日火曜日

昼休みに道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間してから、園芸学部のE棟(教育棟)と学生ホールと百周年記念戸定が丘ホールを回りました。
緑風会館の中の体育館への入り口には学生たちの脱いだ靴がきれいに並べられていました。2階の体育館ではワーワー大きな声が聞こえていましたので、多分チアリーディングのサークルか何かが練習をしていたのではないかと想像しましたが、今時こんな風に靴を脱ぎ揃えるというのは珍しく、こんなことに気を配る学生たちがいるのだと感心しました。
先日、妻が買い物の帰りにB型インフルエンザの影響で転倒して歩けなくなった時に、介抱して付き添って自宅まで送り届けてくれた園芸学部2年生の女子学生もそうですが、素晴らしい若者がたくさんいます。いつの時代もそうでしょうが、大人は若者に「我儘、無責任、だらしがない、協調性がない、しつけができていない、夢がない、・・」というレッテルを貼りがちですが、実際には素晴らしい若者がたくさんいて、輝いています。



E棟の教室前に明日の修士論文発表会の案内が掲示されていましたが、専攻、コース、領域など、私が現職だった頃とは違った組織名が書いてありましたので、現在の大学院と学部の組織構成についてネットで検索してみました。
昔は、学部-学科-研究室というわかり易い組織で、研究室名も何を扱っている分野かすぐわかる名前だったのが、全国どこの大学でも今は複雑な組織になり、研究室名も講座名も何を担当しているのかわかり難い名前になっています。改組を文部科学省に提案する時は、新規性を強調しなければならないためにこういうことになったのだと思いますが、英文名を見れば結局昔とほとんど同じだということがわかります。

     (スライドはクリックすると拡大できます)



学生ホールと百周年記念戸定が丘ホールでは、環境造園学領域(修士)・環境造園学プログラム(学部)の制作展をやっていました。自然科学分野の出身の私には芸術学部か美術学部の作品のように見える上手な図面や写真や、ベニヤ板やダンボールや発泡スチロールを使って作った模型が展示されていました。いずれもユニークな発想で設定したいろいろな課題について提案がされていましたが、野口宇宙飛行士が滞在した国際宇宙ステーションの中に庭(畑)を作るという計画や、過疎化や高齢化で問題になっている葬儀の変化に対応して水運を利用した遺体安置所を作る提案など、さすが学部生・大学院生の若い発想は面白いなと感じました。
市橋達也君も園芸学部在学中は庭園学研究室を専攻して、浦安の東京ディズニーランドを卒業論文の研究対象にしていましたので、後輩たちのこういう制作展を見ることができれば胸を躍らせるだろうなと想像しました。