2018年3月16日金曜日

2月21日に妻の誕生日のプレゼントとして買ったマーガレットの鉢はずい分長い間花を咲かせて楽しませてくれましたが、虫が発生してきたと言って妻がベランダに出したら急に萎れてしましたので、花だけいくつ切り取ってコップに挿しました。


東京農業大学総合研究所研究会農薬部会の第109回部会セミナーが世田谷キャンパスの食と農の博物館でありました。久し振りに東京農大に行きましたら、道沿いに植栽されているヒカンザクラのピンクの花とハクモクレンの真っ白な花が満開でした。構内の真っ赤な花を付けるサクラも満開でした。
食と農の博物館に展示してある昔の農機具と農家の家の中の様子を見て回りました。











農薬部会セミナーでは2題の講演がありました。
山下ようこ氏は千葉大学園芸学部の卒業生ですが、長年アナウンサーとして放送の仕事に携わった後、東京都議会議員も経験した人で、食料を生産する農業の重要性と、植物の持つ生物学的効果(光合成による二酸化炭素吸収・酸素放出)、物理的効果(蒸散による温度低下)、化学的効果(VOC等の有害物質の吸収・分解)、精神的効果(癒し)の観点から、特に彼女が取り組んでいる室内緑化推進活動について講演しました。
今瀧博文氏は東京大学農学部卒業後、農薬メーカー勤務を経て、現在は一社GAP普及推進機構専務理事やGLOBAL G.A.P.事務局長の任にあり、GAP(Good Agricultural Practice)推進の仕事に取り組んでいる人です。2020年の東京オリンピックでは「持続可能性に配慮した食材の調達」にGAP認証が必要になったことの紹介と、GAPとは何かということと、食の安全や農産物の輸出入との関連について解説しました。
山下氏の講演は、政治家としてのメッセージを伝え、今瀧氏の講演は今後益々重要性が認識されてくるGAPについて勉強させてくれました。GAPについては「適正農業規範」の他にも農水省が推奨している「農業生産工程管理」という日本語訳もあるようです。認証基準にも、Global GAP、Asia GAP、S GAP等々があり、現在は試行錯誤の段階の印象を受けました。