2018年6月11日月曜日

薬業健保会館で農薬工業会主催の第11回農薬危害防止に関する講演会があり、~ドローン(無人航空機)の利用拡大とその安全確保に向けて~という副題が示す通り今回は私も興味があるドローンによる農薬散布がトピックでしたので、聴講してきました。
農林水産省の農薬を所管している2つの機関である農産安全管理課農薬対策室の雨宮課長補佐と植物防疫課防疫対策室の白石課長補佐の行政の立場からの講演に続き、ドローンの製造・販売メーカーである株式会社エンルートの中村孝徳氏と株式会社丸山製作所の旭 拓哉氏による講演がありました。
中村氏の、ドローンは強いダウンウォッシュ(下降気流)が生じる無人ヘリコプターによる農薬散布を補完するものとして、風圧に弱い作物への農薬散布に使えるという利点があるという説明は説得力がありました。
旭氏の、オペレータ-自身の暴露や自分への衝突のリスクを避けるために平行散布と直角散布を組み合わせるという説明も説得力がありました。
最後は主催者を代表して農薬工業会の白岩安全性部会長が挨拶しました。