2018年6月6日水曜日

千葉大学の西千葉キャンパスけやき会館で名誉教授称号授与式と懇談会があり、私にも案内がありましたので出席してきました。園芸学部出身の名誉教授でこの会に出席するのはいつも4~5名ですが、私はできるだけ毎年出席するようにしています。
京成みどり台駅から西千葉キャンパスまで歩いて10分ぐらいの距離ですが、歩道に沿ってアガパンサスという花が植栽されていました。この頃あちこちで見る花ですが、アガパンサスという名前だということがわかりました。



徳久剛史学長が両側の理事に囲まれて始めの挨拶をし、今年3月末で園芸学部を定年退職した木庭(こば)卓人先生が新名誉教授の代表として終わりの挨拶をしました。
懇談会では学長が千葉大学の現状報告をしましたが、今年もやはり外部資金獲得の重要性を強調していました。
大学の教員が金集めに奔走させられて、実験をしたり、論文を読んだり、書いたり、講義の準備をしたり、学生の研究指導をしたり、・・本来の仕事を落ち着いてやれる時間がとれるのだろうかと気になりました。



みどり台駅の待合スペースの壁に「社内に持ち込めない危険物」のポスターが貼ってありました。「毒物・農薬」と「農薬」が「毒物」と併記してあり、実例として「クロロホルム、除草剤など」と書いてありました。国土交通省のポスターのようでしたが、濃硫酸や、アンモニアや、病原微生物など、クロロホルムや除草剤よりはるかに社内に持ち込むと刺激性や危険性の高いものがあるにもかかわらず、「農薬」を「毒物」と併記するところに、農薬に対する社会の誤解と偏見がまだまだ根強いことを表しているなと思いました。