家から一歩も外に出ずに、終日机に向かって明後日が提出締め切りの第15回松枯れ防除実践講座のスライドの準備をしました。
参加申込み者の中には、長野県議会議員の中川博司という人の名前が含まれているとのですので、何故わざわざ長野県から遠路を福井県まで来られるのだろうと思ってネットで調べてみたら、http://blog.goo.ne.jp/nakagawahiroji/ 松くい虫防除の薬剤散布に反対の裁判が進行中の松本市出身のようですので、なるほどと納得しました。多分、松くい虫防除で散布された薬剤の飛散や健康影響について情報収集(勉強)に来られるのでしょう。
どういう見解をお持ちの議員だろうと思いましたら、https://blog.goo.ne.jp/nakagawahiroji/e/4c74204066e387b855b079533b75507a?fm=entry_awp に2019年6月25日の長野県議会6月定例会一般質問での発言の議事録が出ていました。これを拝見すると、特産のマツタケ生産や、松枯れによる山腹崩壊の危惧などから、基本的には松くい虫防除の必要性は認識しているものの、化学物質過敏症の問題や、ネオニコチノイド剤のミツバチ影響や散布区域住民への健康影響を不安視されているという印象を受けました。
これらの問題は恐らく福井県での松枯れ防除実践講座の多くの参加者が共通に抱いている疑問でしょうから、私の講義内容の構成と時間配分を今から少し変更して、講義の中で取り上げることにしました。
NHKテレビのBS1で、「戦争花嫁のアメリカ進駐軍兵士と結婚渡米 差別や偏見と闘う人生」という番組が放映(夜10:00-12:00)されていましたので、妻と一緒に興味深く観ました。時代は違いますが、私たちの娘もアメリカ人と結婚してハーフ(Biracial)の孫が3人いるということと、今から50年前の1969年から約10年間ノースカロライナ州の首都ローリーに住んでいた時に、人数は少なかったですが日本人の集まりがあったということから、他人事には思えませんでした。当時確か人口10万人程度だった筈のローリー市に住んでいた日本人は、ノースカロライナ州立大学(NCSU)の教員や大学院生が5家族程度、タバコの買い付けをしていた専売公社(日本タバコの前身)の職員が数家族程度、RTP(Research Triangle Park 研究学園都市)にあったIBMの研究所の社員、ハワイから来られたいわゆるチキンセクサーと呼ばれた鶏と七面鳥の雛の性別鑑別技術者の日系アメリカ人が数家族程度と、正に今日の番組で取り上げられていた戦争花嫁(終戦後進駐軍のアメリカ人兵士と結婚した)が数家族でした。皆仲よく、年に一度のピクニックで顏を合わせたり、子供が大きくなって着られなくなった古着を譲り合ったり、一緒にフィッシングに行ったりしていました。その他にも、私の空手の道場に来ていたJohn Burgess 君は名古屋の出身の日本人のお母さんとアメリカ進駐軍兵士との間に生まれたハーフの青年でした。両親の反対を押し切っての結婚だったので、John 君のお母さんは実家に絶縁されて、アメリカに来てから一度も里帰りすることなく亡くなりました。今日の番組を観て、John 君のお母さんが名古屋を空襲で爆撃して焼野原にした敵国アメリカの兵士とどうして結婚したのか、わかったような気がしました。John 君自身も、子供の頃は人種差別が強く残っていたアメリカ南部のノースカロライナ州で育って、ずいぶんつらい目に遭ったのではと想像します。John 君の奥さんのMaureen さんは素敵な白人女性でしたが、私の空手の道場に一緒に入門していました。John 君はがんで亡くなりましたが、その前に彼がお母さんから聞いた名古屋の実家の様子を覚えていましたので、私がそれを手掛かりに名古屋に行った時にそこを訪ねて写真を撮ってきて、今はこうなっていると言って渡したことを思い出しました。
番組では、今のトランプ大統領の反移民政策が有色人種差別につながりかねないとの批判もしていました。ポピュリズムとか衆愚政治とかいう言葉がありますが、本当によくこんな人が大統領に選ばれたものだと思います。
私の孫たちは、Aiden(叡伝)は16才、Aika(愛夏)は14才、Colin(琥倫)は12才ですが、ハーフであるという利点を生かして世界の平和に貢献する人間に育ってほしいと思っています。