2024年3月3日日曜日
1980年頃だったと思いますが、当時柏市にあった千葉県農業改良普及所(今は農業事務所)の野菜と畜産担当だった普及員の渡辺善保氏(故人)の依頼で、沼南町(今は柏市)の養豚組合(確か養豚農家は19軒ぐらいあった)のハエ発生問題に取り組んだ時からお付き合いがあった手賀地区の寺田治雄氏からちょっと前に突然電話があり、知人の養豚農家が廃業した跡地でスッポンの養殖を始めたい人がいるが、スッポンの養殖をやっている人を見つけてほしいという依頼でした。ネットで千葉県農林水産部を検索して、問い合わせ用のメールアドレスにその旨質問状を送ったのですが、回答はありませんでした。ネットで千葉県/スッポン養殖で検索したら、八街市に株式会社宝仙堂の工場と養殖場があるということがわかりましたので、今日車を運転して訪ねてみました。株式会社宝仙堂の本社は東京にあるようですが、八街の敷地には「スッポン養殖場」「千葉工場」「スッポン研究所」と3つの看板が出ていました。プラスチックハウスみたいな施設も見えましたので、その中で水温を管理しながら養殖しているのかもと思い、見学させてもらえないか折衝してみたいと思いましたが、残念ながら今日は日曜だったので休業日らしく建物は施錠されていて人影はありませんでした。寺田さんに報告ができるように写真だけ撮ってきました。
せっかく八街まで行ったので、帰りは千葉市若葉区の泉自然公園に寄って散策してきました。ほとんど人出もなく、静かな公園の景色をゆっくり楽しむことができました。ナラ枯れで枯れた木(コナラ?)の切り株にプラスチックシートが被せて燻蒸剤処理が行われていました。切株の上面にはチェーンソーで溝が刻んでありました。周りには同様の処理がされた古い切り株もいくつかありました。
公園内には杉の木もあり、茶褐色の雄花がついていましたので、ここから花粉を飛ばしているのかと想像しました。